KING SALMON PROJECT
海外都市課題解決コース

ヘルシンキ市

ナイロビ市

海外都市リバースピッチについて
(5月15日(水)15:00~16:45開催)

東京都では、イノベーションの担い手となるスタートアップ企業が日本から世界に続々と輩出されることを目指し、海外都市の社会課題解決とスタートアップ企業の海外都市での事業展開・成長を目的に、スタートアップ企業による海外都市での社会課題解決に向けた実証実験の展開を支援します。

東京都は今年度より『キングサーモンプロジェクト「海外都市課題解決コース」』(以下、「本事業」という。)を立ち上げ、都内スタートアップ企業による海外実証実験の推進や事業進出を支援します。

事業初年度である本年度は、ヘルシンキ市(フィンランド共和国)とナイロビ市(ケニア共和国)が実証実験の舞台となります。

東京ビッグサイト(東京都江東区)を会場に、2024年5月15日から5月16日の日程で開催されるSusHi Tech TOKYO 2024 Global Startup Programにて、ヘルシンキ市とナイロビ市からゲストスピーカーが登壇し、各海外都市の社会課題や課題解決が期待されるソリューション等を具体的に紹介・説明するリバースピッチを開催します。

本事業立ち上げの背景

第四次産業革命といわれる世界的なイノベーションの競争が激化する中、先端的なプロダクトやサービスを生み出すスタートアップ企業の存在が重要視されつつあります。海外では、いわゆる「ユニコーン企業」と呼ばれるスタートアップ企業が多く輩出されていますが、残念ながら日本発のユニコーン企業は未だ少なく、イノベーションの担い手となるスタートアップ企業が日本から続々と輩出されることが求められています。

また、東京は今後人口減少社会を迎えるなど、様々な社会的課題を抱えており、都内にはこうした社会課題を解決できる先端事業を有するスタートアップが多数存在します。東京の持続的成長を実現させるには、こうした有望な先端事業を有するスタートアップを発掘し、イノベーションによる生産性向上を図る必要があります。

こうした中、東京都が実施する「先端事業普及モデル創出事業(King Salmon Project)」では、スタートアップの先端事業と都政課題のマッチング、都政の現場等を活用した先行導入プロジェクトと販路拡大のための戦略立案の支援及び事例のモデル化による水平展開等を行ってきました。

本事業の目的

海外においても、東京と同じ社会課題を抱える都市は多く、都内スタートアップ企業の持つ先端事業により課題解決を図ることが期待されます。そこで、新たにキングサーモンプロジェクト「海外都市課題解決コース」(以下、「本事業」という。)を設置し、海外諸都市とスタートアップのマッチングから課題解決までの伴走型の支援を行います。これにより「起業→拡大→イグジット(株式公開等による利益回収)→次の起業」という「起業のサイクル」の確立により、先端事業(イノベーション)による東京の成長と社会的課題の解決を目指します。

本事業概要

本事業は、次の4つの内容で構成されています。

  1. 海外都市への渡航及び
    ピッチの実施

    詳細は5月中旬公表予定

  2. 実証実験の実施

    詳細は5月中旬公表予定

  3. 海外都市における
    事業推進や成長促進

    詳細は5月中旬公表予定

  4. 成果発信

    詳細は5月中旬公表予定

現地都市への渡航費・滞在費(宿泊費および現地交通費)、実証に係る経費(上限:1,000万円)は原則としてスタートアップ側に負担を求めないこととします

対象都市

本事業ではヘルシンキ市とナイロビ市が抱える社会課題に対して、公募・選定されたスタートアップ等による実証を実施します

ヘルシンキ市

ヘルシンキ市

フィンランドの首都ヘルシンキ市は、環境負荷低減など世界規模の課題解決が期待されるソリューションを創造するトップランナーを求めています。2030年までのカーボンニュートラル実現という野心的な市の目標達成に向け、スタートアップによる持続可能かつ包括的でスマートなソリューション創造のための独自プラットフォームを提供する、ヨーロッパトップクラスのスタートアップハブです。

ナイロビ市

ナイロビ市

ケニアの首都ナイロビ市はi Hubなどのスタートアップインキュベーション施設の整備等を通じ、アフリカ諸都市の中でもイノベーション創出やスタートアップ育成を積極的に支援しています。近年、エルニーニョ現象による豪雨や洪水による深刻な被害に見舞われていることから、治水対策や洪水発生時の被害抑制対策の分野でもスタートアップとの協業・連携による社会課題解決を目指しています。

海外都市リバースピッチの位置づけ

本ピッチは、本事業に参画を希望するスタートアップの公募開始に先立ち、実証実施対象都市であるヘルシンキ市とナイロビ市からの各海外都市が抱える具体的な社会課題に関するプレゼンテーションを通じて、スタートアップによる提案内容検討に向け情報提供を行うものです。

また、スタートアップや関連事業を起点として東京と海外都市との交流を促進するため、海外都市のスタートアップ企業や現地スタートアップエコシステムに精通する支援者等にも登壇いただきます。

海外都市リバースピッチ概要(予定)

タイムテーブル(所要時間) アジェンダ 概要
15:00ー15:03(3分) オープニング 司会者によるキングサーモンプロジェクト海外都市課題解決コースと本海外都市リバースピッチプログラムのご紹介
15:03ー15:53(50分) ヘルシンキ市の都市課題・取組紹介 ・ヘルシンキ市長によるヘルシンキ市が抱える都市課題やスタートアップエコシステム等の紹介
・ヘルシンキに所在するスタートアップ4社による各社事業紹介
15:53ー15:55(2分) 休憩 & 調整時間
15:55ー16:40(45分) ナイロビ市の都市課題・取組紹介 ・ナイロビ市職員によるナイロビ市が抱える都市課題や現在の取り組みの紹介
・アフリカで活躍する日本のスタートアップやVCによる現地スタートアップエコシステム等の紹介

登壇者情報

ヘルシンキ市
Juhana Vartiainen

Juhana Vartiainen

Mayor of Helsinki

1958年ヘルシンキ市生まれ。パリやロンドン、ストックホルムでの生活を経て、ヘルシンキ市大学にて経済博士号を取得し、フィンランド共和国やスウェーデン王国の複数の経済研究所にて研究員や所長を歴任。
6年間フィンランド共和国の国会議員として活動し、2021年8月2日にヘルシンキ市長に就任。現在に至る。国民連合党所属。

ヘルシンキ市
Kimmo Heinonen

Kimmo Heinonen

Head of Innovation Services at the Economic Development Department of City of Helsinki

タンペレ大学にて経済学博士号取得。ヘルシンキ市において、20年以上に亘りヘルシンキ市や周辺地域における経済振興やイノベーション創出にかかる政策立案に従事。現在は、都市インフラや建物、公共施設を活用し今後成長が期待される新たなソリューションの創出を多角的に支援するヘルシンキ市独自の取組"テストベッドヘルシンキ市"の運営責任者を務める。

ヘルシンキ市
Coming Soon

Coming Soon

ナイロビ市
Patrick Akivaga Analo

Patrick Akivaga Analo

Acting Nairobi County Secretary and Chief Officer, Urban Planning

ナイロビ市職員として30年以上にわたり、都市開発や政策企画、行政改革などに携わる。現在は、ナイロビ市の政策立案、都市インフラ整備等を主導する。

ナイロビ市
Coming Soon

Coming Soon

ナイロビ市
Coming Soon

Coming Soon

ナイロビ市
Coming Soon

Coming Soon

スケジュール(予定)

515
海外都市によるリバースピッチ
5月中旬~6月中旬
公募期間
6月中旬~下旬
海外都市による書類審査
7
実証内容の精緻化
8月上旬~中旬
海外都市によるプレゼンテーション審査
9月~10
実証実験準備
11月~1
実証実験
2
成果とりまとめ
3
成果発表
海外都市リバースピッチ参加申込はこちら